【会計士の転職】次の5つのうち1つでも当てはまれば転職を検討しよう

会計士

監査法人に3年程度いると、同期も転職する人が出てきます。

自分もそろそろ転職しようかな。

でも、いざ転職となると尻込みしますよね。

そこで、転職した方がいい状況を5つあげました。

1つでも当てはまれば転職の準備をしましょう。

当てはまらないなら、今の職場で昇進を目指しましょう。

職場に行くと憂鬱になる、逃げたくなる

もう速攻で転職しましょう。

会計士の資格持っているので、会計事務所であれば転職先はたくさんあります。

私も新卒で入社した会計事務所に行くのが本当に憂鬱でしたので、1年で転職しました。

当時は、リーマンショックの影響で転職市場も厳しかったのですが譲れない条件さえ揃っていればいいと考え転職しました。

その条件は、監査実務要件を満たすこと=監査法人でした。

会計士登録さえしてしませば、いくらでも転職できると考え会計士になることを最優先しました。

実際、会計士登録した後も希望通り転職することもできました。

私が、会計事務所をやめ監査法人に転職したのは会計事務所が自分にあわなかったためです。

毎日罵声を浴びせられ、終電をのがしタクシーで帰る日々。

頭が回らず徐々に思考を奪われていくのを感じます。

胃も痛くなり逆流性食道炎にもなりました。

心臓が痛く何度も病院で検査を受けました。

このままでは死ぬ。

逃げ込んだ職場は、普通に会話ができる人ばかり。

仕事もそれなりに忙しいものの、協力してチームプレーができる。

当たり前に思われるかもしれませんが、私にはそれが何より嬉しかったのです。

年収は、会計事務所にいた時よりも大きく下がりましたが幸福度は大きく上昇しました。

職場が大きなストレスになっているのであれば、すぐに転職しましょう。

年収が上がらない(昇進できない)

頑張っているのに年収が上がらない。

上が詰まっていて昇進できそうにない。

担当エンゲージメントが小規模で、パートナーへの昇進は見込めない。

年収や肩書きのために仕事しているわけではありませんが、仕事に見合う評価は欲しいですよね?

監査法人にいると上が詰まっていて、なかなか昇進できないと思います。

さらに、自分でどれだけ頑張っても担当エンゲージメントが小さいと評価につながらず昇進できないということもあると思います。

それなら転職で年収アップを目指しましょう。

コンサル系の会社であれば、監査法人よりも年収アップが見込める可能性があります。

また、監査以外のスキルを身につけることによってその先の転職や独立も見込めます。

転職直後の年収アップがなくとも、IPO準備会社のCFOや管理部長など将来的に大幅アップが見込める会社もいいと思います。

一般事業会社から、監査法人などのプロフェッショナルファームに転職すると年収は大幅にアップします。

ただし、監査法人の場合事業会社としての経験は考慮されない可能性が高いです。

その結果、1年目スタッフとしてスタートすることになる点は覚悟が必要です。

また、パートナーへの昇格も相当厳しいものになることを踏まえた上で転職しましょう。

もちろん、監査法人をステップにコンサル等へ転職することは可能ですので、長期的視点で検討しましょう。

仕事が好きじゃない

監査法人を退職する理由として多いのは、監査は誰のためにやっているのかわからない

という悩みがあります。

クライアントからお金をもらって監査をしているのですが、指摘や依頼をすると面倒な顔をされる。

無限定的適性意見を出しても当たり前で、クライアントから感謝されることはありません。

一方、誤りを看過すれば最悪投資家から訴えを起こされる。

また、近年は監査に対する目も厳しくなりどんどん手続きも厳格化しています。

厳格化もクライアントのためになっているのかどうか。

段々と仕事が嫌いになっていく。

仕事が嫌いになったら、転職しましょう。

事業会社であれば、自社のために仕事ができます

税理士法人であれば、クライアントのために税務計算を行います。

クライアントの税務の悩みは会計処理よりも多いです。

税務は要件を満たせば損金に算入できることが多く、資金繰りにも影響します。

そのため、税理士法人に対する期待は大きいのでクライアントのために仕事している実感は得やすいと思います。

また、コンサルも同様にクライアントからの依頼を受けての仕事になりますので、クライアントの悩みを解決することができるので直接感謝される仕事です。

コンサルの仕事は、会計だけでなく税務や法務も必要なため会計以外のプロフェッショナルとも繋がりができます。

士業同士の繋がりは、将来的に独立する場合にも役に立ちます。

仕事に飽きた

監査は、毎四半期同様の手続きで飽きますよね。

担当エンゲージメントも、年次が上がるにつれて固定化されて、チームメンバーの顔ぶれも変わらなくなり飽きてきますよね。

飽きてきますとモチベーションも下がります

異動するのもいいですが、転職により新しい刺激を得るのもいい選択だと思います。

飽きた仕事を続けても新しい発見はありませんので、成長にもつながりません。

大手監査法人であれば、中小監査法人に転職するのもありです。

大手監査法人と中小監査法人は、同じ監査を生業としていますがクライアントの状況が大きく異なります。

東証1部上場企業のように安定した業績ではありませんし、管理体制も不十分なこともあります。

同じクライアントでも、毎回同じ手続きで十分ということはなくなりますので刺激があると思います。

もちろん監査そのものに飽きていれば、それ以外の会社に転職しましょう。

仕事に余裕がある

仕事に慣れてくると余裕が出てくると思います。

仕事のこなし方に慣れてくると手の抜き方もわかります。

遅くまで残業していた仕事もいつの間にか、定時に終わるなんてこともあると思います。

仕事に余裕があるのは一時的にはいいですが、長期的には危険な状況です。

余裕があるということは刺激がなく成長がストップしている状況です。

定年間際ならまだしも、20代30代で成長がストップする環境に居続けるのは危険です。

とはいえ、業務を増やしてくれというのも言いづらいですよね?

それであれば、新しい業界に身をおくのもいいと思います。

最初は苦戦するかもしれませんが、時には苦戦しておかないと頭が鈍りますので積極的に成長できる環境に身を置きましょう。

まとめ

転職を検討するべき状況として5つあげましたが、いかがでしたでしょうか?

当てはまるものはありましたか?

当てはまったら、まずはエージェントに話を聞いてみましょう。

エージェントと聞くと、すぐに転職を勧めてくると思われるかもしれませんが、中長期的に検討しているとはっきり伝えれば問題ありません。

1つも当てはまるものがない人は、今の職場で昇進を目指しましょう。

ただ、その場合でもエージェントに話を聞いてみる事をお勧めします。

エージェントに聞くことは、自分の市場価値です。

今の自分にどの程度のオファーが届くのか確認して、自分の職場の年収と比較しましょう。

転職は、環境を大きく変えることになるので慎重に長期的に動きましょう。

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