【会計士】がベンチャー企業に行くと成長できるのか

会計士

タイトルの答えは、人によるです。

どんな環境でも、自分の成長にかえることができる人はできますし、できない人はできません。

ただ、ベンチャーと大企業では大きく環境が違いますのでそのことは認識しておきましょう。

ベンチャー企業への転職を検討するとよく見聞きするのが、

圧倒的に成長できる環境がある

ですよね。

なぜ、ベンチャー企業だと成長できるのか。

それは、下記の2つです。

ベンチャーが成長できる理由

  • 担当部署に関係なく仕事をするから
  • 前例がないので自分で作るしかないから

要は過酷な環境なので、仕事が多くて成長していると感じやすいといえます。

ただ、大手と比較した時に何が違うのかを詳しく検討してみたいと思います。

複数の仕事を同時並行で経験できる

ベンチャーは、まだ組織になっていませんから業務が縦割りになっていません。

営業とバックオフィスくらいの分類でしょうか。

そのため経理担当者が、人事や総務の仕事をすることなどはよくみられます。

複数の部署の仕事を担当すれば知識の幅が増えますので、成長できます。

大手の場合は、経理が人事の仕事をしていたら大問題です。

そのため部署を跨いで仕事することあり得ません。

異動はありますが、1年で複数の部署の仕事をすることはないでしょう。

短期間で多くの仕事を経験したいのであれば、ベンチャーはありだと思います。

ゼロから業務を構築できる

ベンチャーですから当然業務フローや分担などありません。

しかも、日々業務が変わっていきます。

激動の変化に対応し、一つの会社にしていくためには自分の力で業務フローをゼロから構築していくしかありません。

ゼロイチの作業になります。

ゼロイチの仕事をサラリーマンで経験することは貴重です。

独立すれば、全てゼロイチの作業ですから事前に経験できるのは貴重です。

ただ、当然に非常に難しい業務です。

過去の事例や誰かに頼りたい人には向かないでしょう。

自分の力で未来を切り開きたい人には向いていると思います。

大企業の方が身に付く能力

ベンチャーは、業務の幅も広いですしゼロイチの作業が多く経験値が積めると述べてきましたが、大企業の方が身に付く能力もあります。

  • 専門領域のスキル

大企業は、配属部署の仕事に専念することになりますから1つの分野の専門能力が大きく身に付きます。

しかも、綺麗に整備されておりお手本がたくさんあります。

社内にナレッジが豊富で専門家も多いため、特定の領域に関する知識は圧倒的に大企業の方が手に入ります。

業界のトップ企業に入れば、業界の知識も手に入りますから、特定の業界に特化した仕事をしたい会計士はオススメです。

また、大企業は社内外の研修制度も充実しています。

資格手当などがある会社もあると思います。

自主的に勉強する人をサポートしてくれる環境が整っていると、自分のスキルをさらに向上させることができると思います。

まとめ

ベンチャーが成長できると言われているのは、まだ組織として未熟のため多くのことをやらなければならない環境にいるからです。

幅広く仕事をしたい人や、ゼロイチの仕事をしたい人には向いていると思います。

ただ、特定の領域について専門知識を深めたい場合には大手企業の方がオススメです。

また、業界について深い知識を身につけたい場合も大企業がオススメです。

冒頭に触れましたが、どんな環境でも成長できる人は成長できます。

ただ、自分に合わない環境に身を置くと精神的にきついですから、ベンチャーと大企業の違いはしっかり認識しておきましょう。

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